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Andorの科学研究用CMOS(sCMOS)カメラシリーズは、信頼性のある定量科学測定を可能にする優れた性能と機能を有しています。sCMOSマルチメガピクセルカメラは、読出しノイズ、ダイナミックレンジ、フレームレートを損なうことなく、広視野そして高分解能を実現しました。生物科学から物理科学に至る広範囲なアプリケーションにおいて大きな優位性を発揮します。
Andorは、優れた性能特性を有するsCMOSカメラを幅広く提供します。生命科学または物理科学での用途が、広視野、究極的な高感度、高速性、高解像度または軽量小型なOEM設計など数多くの要件を抱えている場合でも、必ずや最適なソリューションを提供します。
背面照射モデル | 前面照射モデル | |||||
モデル | Sona 6 | Sona-11 (32 mm) | Sona-11 (22mm) | ZL41 Cell 4.2 | ZL41 Cell 5.5 | Neo 5.5 |
ピクセル数 | 2048 x 2048 | 2048 x 2048 | 1410 x 1410 | 2048 x 2048 | 2560 x 2160 | 2560 x 2160 |
センサ対角 (mm) | 18.8 | 31.9 | 21.9 | 18.8 | 21.8 | 21.8 |
ピクセルサイズ (µm) | 6.5 | 11 | 11 | 6.5 | 6.5 | 6.5 |
QE max (%) | 95 | 95 | 95 | 82 | 64 | 64 |
QE プロファイルオプション | BV | BV | BV | FI | FI | FI |
冷却温度 (°C) | -45 | -45 | -45 | 0 | 0 | -40 |
露光(シャッター)モード | Rolling | Rolling | Rolling | Rolling | Rolling and Global | Rolling and Global |
Max. フレームレート (fps, full array) |
43 (USB 3.0) 135 (CoaXPress) |
48 | 70 |
100 (CameraLink) 53 (USB 3.0) |
100 (CameraLink) 40 (USB 3.0) |
30 |
読出しサイズ中央値 (e-) |
1.0 (low noise, 2-CMS) 1.6 (high dynamic range) 1.9 (high speed) |
1.6 | 1.6 | 0.9 |
0.9 (rolling) 2.3 (global) |
1.0 (rolling) 2.3 (global) |
ピクセルウェル容量 (e-) | 42,000 | 85,000 | 85,000 | 30,000 | 30,000 | 30,000 |
インターフェース |
USB 3.0 CoaXPress |
USB 3.0 | USB 3.0 |
USB 3.0 Camera Link |
USB 3.0 | Camera Link |
SRRF-Stream Compatibility | Yes | Yes | Yes | Yes | No | No |
詳細情報 | Specifications | Specifications | Specifications | Specifications | Specifications | Specifications |
お問合せ | Pricing | Pricing | Pricing | Pricing | Pricing | Pricing |
フラッグシップモデルであるSona 4.2BとMarana 4.2背面照射カメラは、2048 × 2048ピクセル全域に有効にアクセス可能といった独自技術を活用し、画期的な32 mm対角センサを導入しました。
顕微鏡検査視野における優位性: 2048×2048ピクセルSona 4.2B-11は、競合機の1608×1608ピクセル背面照射sCMOSカメラよりも62%広い視野を持ちます。60x対物レンズと別売りのマグニファイングカプラーユニット*を使用することにより、Nyquist解像鮮明度を維持しながら2048×2048ピクセル全域へのアクセスが可能となります
sCMOSテクノロジーは、高度に同時化されたピクセル読出しが基盤技術となりますが、そこではノイズを極めて低いレベルに抑えながら、フレームレートと解像度のバランスが調整されます。
SonaおよびMarana背面照射カメラはともに12-bitの増速モードを有します。一方Zylaモデルでは、ノイズを極力低いレベルに抑えながらダイナミックレンジの最大化を図り、高速プロセスに追随する最適ソリューションが追求されます。
AndorのsCMOSカメラはそれぞれが、16-bitデータレンジでサポートされたダイナミックレンジ拡張機能を備えています。革新的な「デュアルオペレーションアンプリファイア」センシング技術を活用して、ピクセルウェル容量の最大化とノイズ低減の両立を図り、極端に弱い信号領域と相対的に強い信号領域を一枚の画像から定量化できるようになりました。
モデル | ピクセルウェル容量 (e-) | ダイナミックレンジ |
Sona 4.2B and 2.0B | 85,000 | 53,000:1 |
Marana 4.2B | 85,000 | 53,000:1 |
Zyla 4.2 PLUS | 30,000 | 33,000:1 |
Zyla 5.5 | 30,000 | 33,000:1 |
Neo 5.5 | 30,000 | 33,000:1 |
以上に加えてこのクラス最高の定量精度を達成するため、Andorは搭載ソフトウェアの強化にも取り組み、市場をリードする99.8%を超えるリニアリティを実現しました。
新発売されたSonaおよびMaranaカメラは、ピクセルサイズが11µmの背面照射sCMOSセンサを搭載し、QEを95%まで向上させました。すなわち光子捕捉の最大化のために最適化されたものであり、微弱光アプリケーションに適しています。
微弱光条件(センサ面積100 µm2当たり10入射光子) の下でのS/Nの比較: - 同一の微弱光条件において、背面照射型でピクセルサイズを大型化したSona 4.2Bにおいて、光子捕捉感度とS/Nの最大化が達成されたことが分かります。