ライフ・サイエンス
サービス
iKon "スロースキャン" CCDカメラシリーズは、独自の電子冷却技術により-100℃まで冷却可能で、業界トップクラスの低ノイズ性能を実現するとともに、幅広い波長範囲で高効率な裏面照射型のCCDセンサーを搭載し、優れたダイナミックレンジを実現しています。iKonシリーズは、植物のイメージングや生体内での発光研究など、数分から数時間の露光時間を必要とするアプリケーションを対象としています。
Andorは、背面照射型ディープ冷却CCDカメラのポートフォリオを提供します。さまざまな視野に対応しており、非常に幅広い波長範囲において最適な応答を提供します。16.8 MBのセンサーを搭載し、対角87 mmの広視野を実現した iXon-XL modelsモデルもあります。
すべてのiKonモデルは、微弱光条件において、最大のS/N比を確保するための技術を補完的に組み合わせています。
標準的なシリコン(BV)およびディープディプレッション(BR-DD,BEX2-DD)iKon-Lセンサーオプションの量子効率と波長の関係。QE応答を近赤外域に拡張することで、マルチレポーターシステムにおけるマルチパラメトリックな発光・蛍光イメージングの可能性が広がり、生体内研究における深部組織との適合性が向上します。
iKon-Mは、ポピュラーなCマウントフォーマットからの最大化した対角19 mmの視野が特長です。420万画素センサーとFマウントを採用したiKon-Lでは、さらに広い39 mmの視野を実現しています。焦点距離を調整するための延長チューブも用意されています。なお、87 mmの広視野モデルiKon-XLもあります。
なお、より高速なフォトメトリック・蛍光実験(ミリ秒~数十秒)で広視野が必要な場合は、Sona背面照射型sCMOSやiXon Ultra・Life の888EMCCDモデルをお勧めします。
iKonシリーズのUltraVac™ 恒久的真空エンクロージャは、カメラの熱ノイズを可能な限り低く抑えながら、長時間にわたり厳密な温度制御が必要な、長時間露光実験に特に適しています。また、大面積センサーの場合も、電子冷却により -100 °Cまで冷却可能なため、カメラの暗電流を最小化するために、液体窒素や信頼性の低い圧縮ガス冷却器を使用する必要がありません。
Model | iKon-L 936 | iKon-M 934 |
ピクセル数 | 2048 x 2048 | 1024 x 1024 |
センサ対角 (mm) | 39 | 18.8 |
ピクセルサイズ (µm) | 13.5 | 13 |
QE max (%) | 95 | 95 |
QE プロフィルオプション | BV, BU2, BR-DD, BEX2-DD, FI | BV, BU2, BR-DD, BEX2-DD, FI |
冷却温度 (°C) | -100 | -100 |
暗電流 (e-/pix/sec) | 0.000059 | 0.00012 |
読出しノイズ (rms e-) | 2.9 | 2.9 |
ピクセルウェル容量 (e-) | 150,000 | 130,000 |
A/Dコンバーター | 16-bit | 16-bit |
読出し速度 (MHz) | 0.05, 1, 3, 5 | 0.05, 1, 3, 5 |
読出しポート | 1 | 1 |
最速フルイメージ読み出し時間 (sec) | 1.05 | 0.23 |
タイムスタンプ | TTL | TTL |
インタフェース | USB 2.0 | USB 2.0 |
詳細情報 | 仕様書を見る | 仕様書を見る |
価格について | 価格を問い合わせる | 価格を問い合わせる |