iStarシリーズは、高いダイナミックレンジを維持する一方で、イメージングや分光測定のため高ダイナミックレンジのセンサーを搭載しています。
さらに、検出効率の最大化のため、イメージインテンシファイアとの連結部にファイバカップリングを採用しました。従来のレンズカップリング方式では、効率の低下、画像の口径食やゆがみといった問題が発生していためです。
モデル | iStar CCD 312 | iStar CCD 320 | iStar CCD 334 | iStar CCD 340 | iStar sCMOS |
ピクセル数 | 512 x 512 | 1024 x 256 | 1024 x 1024 | 2048 x 512 | 2560 x 2160 |
ピクセルサイズ(μm) | 24 | 26 | 13 | 13.5 | 6.5 |
高空間分解能/高スペクトル分解能 | - | - | Yes | Yes | Yes |
高イメージングレート | Yes | - | - | - | Yes |
高スペクトルレート | Yes | Yes | Yes | - | Yes |
狭帯域分光法 | Yes | Yes | Yes | Yes | Yes |
同時広帯域分光法 | - | Yes | - | Yes | - |
拡張マルチトラック | Yes | - | Yes | - | Yes |
包括的なオンボードデジタルディレイ発生器(DDG™)
最新世代の超低ジッタディレイ発生器はセンサ、イメージインテンシファイアゲーティング、および外部ハードウェアとの正確なタイミングと同期を実現します。
- 精度10psのゲート幅とステップ設定
- 精度10psで調整できる3つのトリガ出力
最先端のゲーター技術 – 超高速フォトカソードシャッター
- 2ns未満の真の光ゲート法 - 正確な過渡現象研究
- Intelligate™ - UVのシャッター効率を高めるMCPゲーティング
- 500kHzのフォトカソードゲーティング - 繰り返しの速いレーザーベースアプリケーションでS/N比を最大化します。
ICCDの応答は増倍管の量子効率(QE)に左右されますが、このQEは入力窓とフォトカソードの組み合わせによって決まります。通常入力窓により波長の下限が決まり、フォトカソードにより長波長応答が決まります。
Andor iStarは、市場をリードする最新世代のインテンシファイアをマルチアルカリベースの超高速応答、高分解能、低ノイズGen 2およびGaAsベースのフィルムレスGen 3により、VUV(129nm)~SWIR(1,100nm)の感度、および最大50%のピークQEでナノ秒領域のゲーティングを可能とします。
Gen 2 フォトカソード
Gen 3 フォトカソード
フォトカソード | 型 | 波長範囲 | ピークQE(標準) | 最小ゲーティング | 推奨するアプリケーション |
-03 | Gen 2 | 180-850 nm | 18% | <2 ns | プラズマイメージング、LIBS、過渡発光と過渡吸収、燃焼(LIF/PLIF) |
-04 | Gen 2 | 180-850 nm | 18% | <2 ns | 超高速動力学のP46蛍光体 |
-05 | Gen 2 | 120-850 nm | 16% | <5 ns | VUV分光のMgF2窓 |
-13 | Gen 2 | 180-920 nm | 13.5% | <50 ns | NIR過渡光ルミネセンス |
-63 | Gen 3 | 280-760 nm | 48% | <2 ns | VIS過渡発光、プラズマ研究、およびフォトンカウンティング向け最高感度 |
-73 | Gen 3 | 280-910nm | 26% | <2 ns | VIS~IR過渡発光、プラズマ研究、およびフォトンカウンティング向け最高NIR感 |
-83 | Gen 2 | 180-850nm | 25% | <100 ns | UVを最大限収集する低速過渡研究 |
-93 | Gen 3 | 180-850 nm | 4% | <3 ns | NIR~IR過渡光ルミネセンス |
-A3 | Gen 3 | 280-810nm | 40% | <2 ns | VIS~NIR過渡発光、プラズマ研究、およびフォトンカウンティング向け最高感度 |
-E3 | Gen 2 | 180-850 nm | 22% | <2ns | UVの高QEとnsゲーティングの最高のバランス - LIBS、過渡発光と過渡吸収、プラズマ研究、燃焼(LIF/PLIF)に最適 |